♦野村医院旧診療所(オールドクリニック)について、ブログを書き始めています♠
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曽祖父が山添村大西で医院を始めたのが明治30年(1987年)。
当初建てた旧診療所は健在で、昨年、登録有形文化財の指定を受けました。
私達は、ここをオールドクリニックの愛称で呼び、コミュニティハウスとして地域活動の拠点にしている話は、以前にも紹介させていただきました。
今年になってコロナ禍のために、こういった地域活動が制約を受けており、なかなか思い通りにはいきません。
その一方で、私は、新たな仕事に取り組み始めています。
実はこのオールドクリニックには、創設当時から昭和40年代までの、医療器具や歴代の院長たちが遺した医学資料がたくさん保存されています。
それらを、自分の分かる範囲で、調べられる範囲ではありますが、得られた情報や、野村家にまつわる関連した話題などを、少しずつブログ記事を書いています。
医学に無関係の人でも、なるべく分かり易いように書いているつもりです。
当時の、一山村における医療がどのようなものであったのか、垣間見ることが出来ると思いますので、どうぞご興味がありましたら、読んでみてください。
ブログは「やんばいのぉ山添村」という山添村の観光促進を目指して立ち上げたサイトにあります。
♣祖先が使ったものを見てブログに綴ることで、得たもの♥
最初は、「古いものが遺っているので、それを紹介しよう」という軽い気持ちで書き始めたブログですが、
父祖が実際にこれらの器具を使って患者さんを診療した「形跡」=「証」であることを、ひしひし感じるようになりました。
それは、120年に及ぶ野村医院の地域診療の姿そのものが、凝集されているかのようです。
彼らが、どんな気持ちで医療に徹していたのか、それを私自身が身をもって知るプロセスでもあります。
ブログを書きながら、改めて4代目の院長としての責任を感じ、これから残りの人生をどのように地域医療に捧げることが出来るのか自問自答している毎日です。
ですので、このブログは、単に、昔の医療器具はこのようなものだった~という博物学的なものではなく、野村家の根底に流れるスピリットのようなもの、さらに、医師である自分を形成するうえでいろいろな影響を与えたであろう物事をも紹介しています。
読んでもらえたら嬉しいです。