散歩を兼ねて、上津ダム周辺道路のゴミ拾い
友人Sさんは、週末の早朝に、上津ダム周辺道路のゴミ拾いを長年続けていらっしゃいます。
日頃から、農業への熱い想いは、村内でも有数の御仁。
灌漑用水確保を目的に作られた上津ダムを綺麗にしたいのも、その表れなのだと思います。
平日の激務にもかかわらず、週末にわざわざゴミを拾っていらっしゃるのを見ていると、
私も、そのゴミ拾いの精神を学びたくて、7月某日、同行を許してもらいました。
Sさんを見習いたかった理由が、もう一つあります。
Sさんが、ゴミ拾いを始めてからというもの、みるみるシェイプアップされたからです。
上津ダム湖周辺を歩くと、一周6~7Kmあるのです。
ゴミを拾いながらであっても、一周2時間で歩くというので、運動量も相当です。
山添村には、二つのダム湖がある
山添村には、二つダムがあります(下図参照)。
正確には、村内に存在するダムは、上津ダムだけですが、
ダム湖が二つあるので、村民の意識は「ダムも二つある」というのが共通の認識でしょう。
二つのダム湖には、一年を通じて、釣り好き達がたくさん来ています。
ワカサギ、ヘラブナ、バス、、、
この二つのダム湖の釣り人は、カントリーパーク大川(おおこ)のキャンプ客と並んで、山添村の貴重なお客さんです。
しかし、時に彼らは招かれざる客と化します。
車が去った後に、ゴミを入れたコンビニ袋が落ちていたり、ゴミが散乱しているのを、しばしば認めるからです。
ゴミ拾いの精神
二時間かけて、参加者3名で、大きなごみ袋6杯分のゴミを拾いました。
道路周辺を歩くだけですので、ガードレール脇や、道路法面の雑草の中も、見逃さないように拾いました。
ダム湖の岸辺に流れ着いているゴミを拾えないのが、恨めしい。。。
数で多いものは、
①煙草の吸殻 ②空き缶 ③ペットボトル
でした。
他にも、ナイロン袋や、紙類、なかには、下着まで、雑多なものが一杯。
私達が2時間で拾ったゴミすべてが、釣り人が捨てたものとは言いませんが、
道路から数m降りた湖畔で、じっと釣り糸を垂れている人たちに、「もっときれいにしてよ!」って言いたい衝動にかられるというものです。
けれど、ゴミ拾いの師匠Sさんは、「無言で綺麗にしていくのも、効果あるかも」とニコニコしながらゴミ拾いを続けます。
汚れ切ったトイレや駅や空き家は、あっという間に落書きの対象になるけれど、そうなる前に地域で綺麗にしていたら、落書き家も遠慮するのと同じだということですか、、、
ゴミ拾いの精神を私は、Sさんから少し学んだような気がしました。
私も師匠に従い、黙ってゴミを拾い続けました。
ゴミから見た釣り人の”病気”
職業柄、気になったものがあります。
それは、内服薬のシートの空です。
見慣れたお薬がほとんどでした。
高血圧、逆流性食道炎、高脂血症、糖尿病の薬、そして、鎮痛剤、睡眠薬や精神安定剤まで!
日本中でいかに、こういう類のお薬が汎用されているのか垣間見た気もしました。
そして、釣り人が若者の集団でないことも分かりました。
生活習慣病の薬剤を、40歳以下で始めることはかなり稀ですから。
魚釣りフリークの皆様に一言申し上げたい♬
一日中じっと座っている魚釣りは、知的なスポーツなのでしょうが、
高血圧・糖尿病・高脂血症の治療・養生という視線で申せば、少し運動が足りない気がします。
どうか、魚釣りをしたついでに、散歩やジョッキングも取り入れてはいかがでしょう?
もし釣りに集中してしまったがために、ゴミを捨てたりしているようなら、ゴミ掃除するのも悪くないと思います。
休日のダム湖周辺道路のゴミ拾いしながら、山添村に来てくれた釣り人達の健康を考えてみた休日でした。
どうか皆様が楽しい休日を過ごしてくださいますよう祈っております。