野村先生との出会いは生きる勇気!
ヴァイオリニスト 劉 薇(リュウ・ウェイ)
腎臓病患者のわたしは14年前に慢性腎不全第3ステージと診断され、あれからセカンドオピニオン、サードオピニオン、転々と病院やお医者さまを変えながら、食事療法を探る日々となりました。
試行錯誤の末、自分の食事療法は定着したとはいえ、依然として心細く感じる日々を過ごしていました。
5年前、腎臓病の実態をより多くの人に知ってもらうために活動を広めている野村信介先生という腎臓医に出会い、世の中、患者の気持ちをどことん理解するお医者さまがいらっしゃることに感動し、生きる勇気をいただきました。
野村先生の主催する腎臓病知識を普及する三重県民大会に、腎臓病に関心のある方々に講演と演奏をさせていただき、三重での腎臓病についての取り組みを知ることができました。
以来、野村先生はわたしの演奏活動を応援してくださり、度を重なる交流をしました。
わたしはよく野村生にご相談したり、つい先日、尿毒症で入院直前に東京から、夜中にお電話をかけて今後の方針をお尋ねしました。
それほどわたしにとって信頼できる野村先生です。
おかげさまで、尿毒症は小康を得ることができて、鼠径部からの緊急透析以外はとりあえず血液透析から離脱し、無事退院することができました。有難いことです。
このたび、野村先生は奈良県のふるさとで野村医院を継承開業し(17年4月に野村医院開院120年記念コンサートで演奏させていただき、野村先生の熱意に触れました)、120年も前に山添村で地域医療を貢献してきた父祖の家業を受け継いで、再びこの地でみなさんの力になろうとするその決意は本当に素晴らしいものです。
そして、熱い、熱いふるさと愛に動かされた野村先生に拍手をいっぱい贈りたいです。
野村先生の医術とその人徳で地域に根差した活動で、みなさんのありとあらゆる健康問題から見守られるに違いない、と信じています。
(2018年4月)
ヴァイオリニスト
劉 薇(リュウ・ウェイ)
オフィシャルサイト
http://liuwei-musics.com/music/