山添村広報「やまぞえ」・2020年(令和2年)2月号の広告

広報への広告

ここは野村医院のサイトですから、医療情報、院長ブログ、医院の診療方針などを紹介するのが本来の役割です。
しかし、故郷山添村に60歳になって戻ってきた私は、2019年後半に明らかになった馬尻山のメガソーラー開発計画が、あまりにも環境への影響が大きいために、自然豊な故郷の行く末に強く不安を抱いています。
人々の健康にも大きな影響を及ぼす可能性もありますから、医師として無関心ではおれません。
そのような事情から、野村医院のサイトに、馬尻山への想いや、関連する新聞記事や、関連情報を「馬尻山の環境を憂う」というブログ記事としてアップしていくことにしますので、どうかご了承ください。

村発行の広報「やまぞえ」に、水と山河を守る広告掲載

広報2月号

 

お気づきくださった方もあろうかと思いますが、
先日発行された山添村発行の広報誌「やまぞえ」2月号に野村医院の広告を打ちました。
下のものが、約1年半前に出した広告です。
どこを変更したか、分かってもらえましたでしょうか?
「創立120年の伝統と郷土愛」を
「健康のために故郷の山河と水も守る!」に変更して、上水道の水源地である馬尻山の環境を守りたい自分の意気込みを表示したつもりです。

広報発行の数日後、一人のご婦人から、「とても良かったわ!」って褒めてもらいました。
他には誰も声をかけてもらっておりませんが、
私が、馬尻山を無惨に開発することは許さないぞ!と言っていることをご理解いただけたと思っております。

広報誌「やまぞえ」を熱心に読んでいらっしゃる村民は、思いの外、多いです。
往診に行くと、バックナンバーを保管している人や、切り抜きを整理している人が少なからずあります。
新聞の折り込み広告などよりも、工夫すれば広告効果は大きいと考え、今回、反対運動の意思を、穏やかに表現することにしたのです。

従来の野村医院の広告

村の開業医にふさわしい反対運動の方法は?

「お前は医者をやっておけばいいんだよ」「余計なことに首を突っ込むな」というアドバイスをもらうことがあります。
それくらいなら良いのですが、
「医者がそんなことしたら、診てもらっている患者が辛い想いをするぞ」とまで言う先輩諸氏もあります。
これには、さすがの私も少々堪え反省しました。

どうすれば患者さんに迷惑をおかけしないで、馬尻山の環境を守る活動を遂行できるのか考える必要があります。
八方美人でいる必要はありませんし、私の反対活動を理解・支持できない人は、野村医院に来なくても良いのですが、
山添村には交通手段が制限された人たちもいて、否応なしに当院に来ざるを得ない人もあるのです。
また、村民には、私が気に入らなくても、声を出して反対できない(しない)渋々付き合ってくれている人々もいらっしゃるに違いありません。
そんな人達に余計な葛藤を与えるのは不本意でありますから。
色々考えさせられる毎日です。

皆様のご迷惑にならないように、これからも、メガソーラー開発に目を背けることなく立ち向かっていきますので、どうかご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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