野村医院では、世界糖尿病デー(11月14日)に呼応して、積極的に啓発運動に取り組んでいます。
去年から、始めた健康ウォーキングイベントは、その代表的な活動です。
昨年11月と今年5月には神野山頂ハイキングを実施し、患者さんと楽しい経験をしました。
今回は、山添・東山地区の散策を兼ねたウォーキングを実施しましたので、報告します。
11月9日(土曜日)午後1時半に桐山地区のグランド駐車場に、老若男女総勢26名が集合。
伊賀市や大阪市からもお越しくださった方があり、賑やかになりました。
みんなで、準備体操のあと、布目ダムの副ダム湖畔をゆっくり歩きました。
天気予報通り、快晴に恵まれ絶好の行楽日和となりました。
今回のウォーキングは、趣向を変えて、山添村観光ボランティアガイドの奥谷和夫さんをお迎えしました。
彼は、この道何十年のベテランで、山添村観光の博識とカラオケで鍛えた美声で知られた名ガイドさんです。
布目ダム湖の周辺には、たくさんの石仏や摩崖仏、それに注目すべき縄文遺跡があります。
ガイドの奥谷さんによると、ダムは昭和50年代後半に築かれましたが、この工事や貯水によって水没する家屋だけでなく、地域に遺されていた石仏や摩崖仏などはダム湖周辺道路に移築されたのです。
さらにダム湖周辺には、早期の縄文遺跡として有名な「北野ウチカタビロ遺跡」と「桐山和田遺跡」があります。
実は、この二つの遺跡は、ダム建設工事の最中に発見されたもので、出土した土器の形状から、約15,000年前の縄文遺跡と考えられています。
それらが、今、周遊コースに相応しいものとなって、私達を楽しませてくれるのです。
副ダム湖畔は一周が3~4Km。平坦な道ですから、ご年配の患者さんもポールを用いて最後まで歩いて下さいました。
途中で、農協の茶工場の前で、しばし休憩を取りました。
休憩時間のお楽しみは、鈴鹿回生病院管理栄養士さんが用意してくださる絶品スイートです。
ウォーキングも必ず参加してくださいます。今回は、『すだちケイク』と『スイートポテト』の二品。
特に人気の高かった「すだちケイク」のレシピを紹介します。
すだちケイク
<材料> パウンド型1本分
ココナッツオイル 30g
卵 100g
粉末マービー 60g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 5g
すだち汁 30g
すだち皮 3g
<作り方>
①薄力粉とベーキングパウダーはふるっておく。
②パウンド型にクッキングシートを貼り付ける。
③すだちの皮はみじん切りにし、果汁を絞っておく。
④卵と粉末マービーをすり混ぜ、ココナッツオイル(固まっていたらレンジで温め、液体にしておく)と卵をよく混ぜる。
⑤④に①を入れて良く混ぜる。
⑥②の型に入れ、180℃10分 ⇒ 170℃20分のオーブンで焼き上げる。
⑦生クリームを泡立て、焼き上がった⑥にしぼり、ドライすだちを飾る。
~ドライすだち~
すだちを極薄に切り、オーブン100℃1時間焼く。
1人前(1/10等分)
エネルギー 95Kcal
たんぱく質 2.1g
脂質 4.6g
炭水化物 12.6g
塩分 0.1g
4時過ぎには、全員が無事に桐山地区のグランドに戻ることができました。
私は、万が一に備えて用意していたAED装置を、今回も使わずに済んで、一安心!
みんなで記念撮影をして、解散となりました。
きっと、参加者の皆さんにとって、最高のリラックスとなったことと思います。
明日からの養生の励みにもなったことでしょう。
今回も天候と素晴らしい仲間に恵まれて、盛会のうちにウォーキングイベントを遂行できました。
助けてくださった関係者の皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。