反対運動1周年・馬尻山のメガソーラーに反対する会「ニュース」便覧 第一号~八号まで

馬尻山の上空で撮影されたクマタカ

ここは野村医院のサイトですから、医療情報、院長ブログ、医院の診療方針などを紹介するのが本来の役割です。
しかし、故郷山添村に60歳になって戻ってきた私は、2019年後半に明らかになった馬尻山のメガソーラー開発計画が、あまりにも環境への影響が大きいために、自然豊な故郷の行く末に強く不安を抱いています。
人々の健康にも大きな影響を及ぼす可能性もありますから、医師として無関心ではおれません。
そのような事情から、野村医院のサイトに、馬尻山への想いや、関連する新聞記事や、関連情報を「馬尻山の環境を憂う」というブログ記事としてアップしていくことにしますので、どうかご了承ください。

メガソーラー反対運動一周年

村の地域振興課から、我々住民に馬尻山のメガソーラー開発計画の話があったのは、2019年7月のことだった。
計画区域に土地を有する春日、広代、菅生の区長に連絡があり、業者との打ち合わせ会議が始まるというような内容だった。
しかし、そんな急に話は、どの区もまとめられないうえに、土地を持たないが馬尻山から簡易水道の水を得ているうえに、稲荷川によって稲作している大西区には連絡していないとの意見もあり、性急な要望にはどの区も応じなかった。
そこから、急速に反対運動は盛り上がったと思う。

それから1年を経過した。
沢山の人に助けてもらった一年間だった。
その間に発刊した「運動ニュース」をここに掲示しますので、皆様にも再認識してもらえたら幸いです。

反対運動の1年はどうだったであろうか?
当初の勢いは維持できているだろうか?
より多くの人たちに、関心をもってもらっているだろうか?

足りないことがまだまだたくさんある。
今後も、多くの人たちと共に、頑張らなくてはならないと思いますので、これからもどうかご指導ご免達の程よろしくお願い申し上げます。

山添村総面積の1%を占める規模のメガソーラー開発に反対

2019年に明らかになった「馬尻山のメガソーラー開発」に、私は一貫して反対の意を表してきました。
開発に直接的な影響を受ける四大字(山添村、大西、春日、広代、菅生地区)の一住民として、「馬尻山のメガソーラーに反対する会」の副代表を結成以来務めています(2020年6月現在)。

もし、太陽光発電が技術的にどれほど優れていて、クリーンエネルギーとして完璧であり、我が国が推し進めなければならない脱・原発技術の最右翼のものだとしても、私は断固反対します。
それは、今回の開発は山添村総面積の1%を完全に破壊してしまう「メガソーラー」だからです。
かけがえのない自然豊かな私達の故郷を、たとえ、自分たちの所有する土地だからと言って自由に開発することは許されません。その開発によって、住民が失うものが大きすぎる、多すぎます。

住民の反対運動の証、報告書「運動ニュース」

私達がどんな気持ちでいるのか。
どんな反対運動をこの半年間行ってきたのか。
たとえ山添村の住民の方でも、詳しく把握されている人は少ないと思うので、
私達の反対運動の報告書でもある「運動ニュース」をここに掲示します。
良かったらご高覧賜りますようお願い申し上げます。

「運動ニュース」第1号  2019年12月12日発行

2020年11月上旬に始まった私達の署名活動は、ひと月あまりで1,000名近い署名を集め12月10日に村長への要望書として提出したことを告げることができた、その報告。
署名運動に協力してくださったすべての方々にこの場を借りて深謝申し上げますとともに、どうか今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
また、私達が反対する開発の概要(事業者名を含む)や、12月15日開催の「メガソーラーを検証する講演会」告知も掲載している。「運動ニュース」1号
運動ニュース#1をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第2号  2019年12月12日発行

反対運動をもっとも勇気づけてくれたのは、村会議員全員一致でメガソーラーに反対決議をしてくださったことである。
第2号は、だから、その喜びをもって、第1号から間髪を入れずに発行となった。
その一方で、農業委員会への働きかけは、苦難を究めた。
第2号では、12月17日の審議は賛否両論が噴出し継続審議となったと記載されているが、
結局は年内に臨時総会を開催した農業委員会は、拙速にも、馬尻山に遺された稲田数百筆を、一挙に「非農地」と証明する決定をくだしてしまった。「運動ニュース」2号
運動ニュース#2をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第3号  2020年2月24日発行

年が明けて、反対運動も2年目に突入した1月8日、「役場説明会」を開催した、その報告。
この頃から、コロナ禍による影響で、大人数の集会を催すことが次第に困難となり現在に至っている。

「運動ニュース」3号
運動ニュース#3をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第4号  2020年3月5日発行

昨年末に集めた署名の第二次分(490名)を追加で村長に提出した、その報告。
これによって、署名くださった人は総数1,468名になった。
村長、副村長、さらには、地域振興課など役場担当者に私達の声がしっかり届いていることを願って止まない。「運動ニュース」4号
運動ニュース#4をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第5号  2020年4月15日発行

3月22日に持たれた、反対する会と森中村長の懇談、および、村からの文書回答に関する報告。
また、4月1日に施行された、とても重要な「土地の埋め立てなどの規制に関する」条例の案内。
さらに、春になって俄かに注目を浴びた「クマタカ」と「コウノトリ」の話題も紹介。
詳しくは、下記ニュースをご覧ください。「運動ニュース」5号
運動ニュース#5をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第6号  2020年5月19日発行

我々は、馬尻山が30年間放棄された「荒れた山林・農地」とは考えていない。
30年間人々が手を付けなかった結果、奇跡的に保存された自然豊かな山林・湿地・楽園と考えている。
そのうえ、元来、下流の村々を潤し、自然災害から守ってくれる「緑のダム」だと捉えている。
だから、5月17日、専門家の武田先生をお招きして馬尻山の動植物生息調査を行った、その結果を報告。
馬尻山は自然の宝庫であった!「運動ニュース」6号
運動ニュース#6をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第7号  2020年6月18日発行

馬尻山のメガソーラーに反対する運動は、ついに水利権を有する人々も連帯するに至った。
第7号は、その報告である。
私達は、ここで何百年にもわたって、美味しいお米を作ってきた。
美味しいお水を飲んできた。
それは、馬尻山のお水のおかげなんです。
「運動ニュース」7号

運動ニュース#7をダウンロード(PDF)

「運動ニュース」第8号  2020年7月10日発行

事業者が、暗躍している! 環境アセスメントの調査義務を免れるために、届出〆切ぎりぎりの3月30日「工事計画の届出」を経産省に提出したようである。
県や村の行政指導に対する回答もないまま、ひそかに行動する会社の実態が、ここからも分かるではないか。
その一方で、私達は第二回馬尻山生物生息調査を敢行した。
そんなニュースを取り扱っています。

私達の運動ニュース第8号(7月10日発行)

運動ニュース#8をダウンロード(PDF)

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