2025年(令和7年)は、私が野村医院を継承して7年目となります。
本格的に診療を初めて、早や7年。この間に大きな出来事がいくつもありましたが、
なんといっても、コロナウィルスの世界的流行(コロナ禍)を、まず挙げなくてはなりません。
私は、コロナウィルスをはじめとする感染症への対応に、医師としてのエネルギーを最も注いできました。
この5年と、そして、医院を継承してからの7年を振り返るにあたり、
私の古い友達である劉薇(リウ・ウェイ)さんをお招きして、コンサートを開くことにしました。
彼女は、2019年にご主人の櫻井さんから腎臓の提供を受けて、現在も、音楽界で活躍されています。
演奏だけでなく、彼女の生き様に触れることによって、病気への養生に勇気をもらうことができるでしょう。
ぜひ、万障お繰り合わせの上、コンサートにお越しください。
(下記に、劉さんと、伴奏者笹井の経歴を紹介します)
◉劉 薇 Liu Wei (ヴァイオリニスト、音楽博士)
「楽界に独自の地歩を築き、博士の学位を取得するに至った我々日本人の持たない流麗な抒情性と輝き、しかも透明な美しい音色を持つアジアをリードする優れた演奏家である」と賞賛される。
文化大革命(1966‐1976)西洋批判の中、7才でヴァイオリンを学ぶ。父の手写し譜で隠れて練習し、艱難辛苦を克服した『父と娘が紡いた音楽への道』は多くの人に感動を与えている。東京芸術大学より日本のヴァイオリン演奏分野で数の少ない音楽博士号を授与される。大作曲家・ヴァイオリニスト馬思聡(Sitson Ma)作品の発掘演奏及び日本の代表作曲家矢代秋雄、貴志康一、助川敏弥の作品発掘紹介で高い評価を得ている。
日本各地及び米国カーネギーホール、アイルランド、スペイン、カナダ、また、中国文化省の招聘で「劉薇〜馬思聡晩年未発表作品リサイタル」、上海江南3都市、貴州省招聘公演、シルクロード蘭州・新疆ツアー、広州芸術祭で演奏を行う。NHKホール「JOC北京オリンピックコンサート」で新日本フィールハーモニーと共演。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団メンバー、アムステルダム・ロイヤルコンセルトへボウのメンバーと共演。これまでCD8枚リリースのほか、日本の主な新聞、NHKテレビ・FMラジオに取り上げられる。直近、2023年12月日本デビュー演奏活動35周年記念リサイタルを浜離宮朝日ホールで開催し成功を収める。
持病の腎不全を克服するためのレシピ本『人工透析なしで10年〜でも元気な私の食生活』(講談社)、体験本『なぜ私は人工透析を拒否してきたか』(きずな出版)の著書を出版している。2019年夫婦間生体腎移植を行う。 現在、京都情報大学院大学専任教授
YouTubeチャンネル:【劉薇Liu Wei Music】にて八ヶ岳の大自然とのコラボ演奏動画を配信している。
Offical Site: www.liuwei-musics.com
◉笹 まり恵 (ピアニスト)
京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻卒業。東京国際芸術協会より全額助成を受けドイツにて、Euro Music Festival 2008 Leipzigに参加。
堺国際ピアノコンクールE級第3位。宝塚ベガ音楽コンクール入選。京都芸術祭音楽部門新人賞、優秀協演賞受賞。KOSMAソロ管楽器コンクール伴奏賞、兵庫県教育委員会賞受賞。
これまでにピアノを伊皆裕見子、C.ソアレス、上野真、岡本麻子の各氏に、室内楽を織田啓嗣氏に師事。
ソロのほか室内楽等アンサンブル活動にも精力的に取り組み、NHK-FM リサイタル・ノヴァ、リサイタル・パッシオなどに度々出演する他、書道ライブパフォーマンスと音楽のコラボレーションコンサート”道音”に参加するなど、幅広く演奏活動を行っている。
近年は後進の指導にも力を注ぎ、グレンツェンピアノコンクール指導者賞受賞。
びわ湖国際フルートコンクール、泉の森コントラバスコンクール公式伴奏者。
京都市立芸術大学音楽学部伴奏員。 京都保育福祉専門学院講師。ムジカA国際音楽協会会員。
Offical Site: mariesasa.com