2019年12月15日(日曜)午前10時から、山添村ふるさとセンターふれあいホールで開催された「メガソーラー開発を検証する講演会」の様子を報告します。
馬尻山の環境が危ない! 私達の水が危ない!
私が、今、最も気になっていること。それは、患者さんのことと同じくらい大事な問題です。
それは、「馬尻山の環境」が危ないこと。
だから、野村医院のブログに、このことをしばらく綴りたいと思います。
いずれ、今までの経緯を説明しますが、まず先日開催した講演会の様子をアップします。
クリーンなイメージのある太陽光発電の特徴、それの巨大な施設:メガソーラーの思いがけない負の側面を、鋭く批判して活動する武田恵生先生のご講演の前半を動画に納めました。
32分の長い動画ですが、当日欠席された方々にぜひご覧いただきたいので、アップしました。
メガソーラーは「百害あって一利なし」、その事実をこの動画で知ってください!
2019年12月15日、山添村馬尻山に計画中のメガソーラー開発に不安を感じる人が100人も集まり、武田恵生先生のご講演を聴きました。そのご講演の前半部分の動画です。
太陽光発電は、クリーンなイメージがありますが、実は、まだ技術的にも未完成なものであるにもかかわらず、原子力発電事故や地球温暖化防止の世論を受けて、我が国では太陽光発電への期待は高まり、多くの施設が採用しました。 しかし、この講演の中で、実はそれが夢物語であったことを、武田先生が平易な言葉で解説していきます。 決して、原子力発電や火力発電の肩代わりができないこと、太陽光発電ではCO2消費量を減らせないことを、まず明らかにします。誰にとっても、とてもショックな話です。
そのうえ、ソーラーパネル装置がとても扱いに困る厄介なものであることを説明してくださいます。耐用年数が20年程度しかない。役目を終えたソーラーパネルをどのように廃棄するか、実はしっかりした方法がないのです。つまり、20年経ったら、メガソーラーになった土地はそのまますべてが産業廃棄物。そのソーラーパネルから、カドミウムをはじめとする有毒な金属が含まれています。 20年以内でも、発電しているパネルは、壊れることがあります。発熱も強いです。発火することもあります。普通の火災と異なり、放水すると感電することがあり、消防士はソーラーパネルの火災には、とても気を遣うそうです。
メガソーラーとなると、野山を造成する必要があります。より日照を求めるから、木々は切り倒され、保水力は極端に低下します。草木には除草剤が撒かれ土壌は汚染されます。コンクリートで表面を整地すると、鉄砲水の原因になります。急斜面には新たな土を埋めるでしょう。どんな産業廃棄物が持ち込まれるか分かりません。
これを自治体や電力会社が責任もって行うのではなく、全国のメガソーラー開発は、実態の定かでない私企業が行っていることが多いことも問題です。会社が倒産してしまい、壊れたパネル、造成した土地の土砂崩れなどを補修することもなく放置されていたり、山河を汚染したりしても、誰もまともに対応しない会社が目立ちます。