臨床医のバイブル「今日の治療指針2018」に執筆

報告が遅れましたが、医学書院の「今日の治療指針」2018年度版に、分担執筆させていただきました。
この本は、日本全国の臨床医が、自分の専門外の病気や治療のことを調べるのに重宝しているロングセラー。1959年の初版以来毎年改定され、今年は記念すべき第60版となっています。私が1957年生まれなので、同じくらいの歴史の積み重ねがある書物です。

担当したのはたった2ページですが、全国の著名な臨床家1100人と共にこの本に関われたことは、私にとって大きな喜びです。
腎臓疾患部門を取りまとめられた責任編集者の東海大学・腎内分泌代謝内科の深川雅史教授に深謝申し上げます。

私の担当は、多発性嚢胞腎です。

私に任されたのは「常染色体優性遺伝多発性嚢胞腎(のうほうじん)」という病気の治療法です。長年多発性嚢胞腎の診療に携わり、かつては厚労省難治性疾患班会議の遺伝性腎疾患グループにも加えていただきました。特に、4年前にこの難病の進行を遅らせる薬剤が認可されてからは、前任地・鈴鹿回生病院腎臓センターで150人以上の患者さんを診療してきました(西日本では最も多いと考えられます)。現在もその診療のため、鈴鹿回生病院に非常勤医師として診療を継続しています。

多発性嚢胞腎については、あらためてブログに書かせていただきたいと思っております。

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