腎臓内科

腎機能の低下

腎機能の低下、慢性腎臓病(CKD) 透析にならないために重視する指標がGFR

腎機能が低下、慢性腎臓病(CKD)と言われたら

検診やかかりつけ医で採血検査を受けると、「血清クレアチニン値」(図の星印)が測定されます。
この値を基にして、推測糸球体濾過値eGFR(図の二重丸)という腎機能が計算されて、検査結果に表示されます。
このeGFR値が60ml/min/1.73m2未満に低下すると腎機能が低い、慢性腎臓病(CKD)と判断されます。

血清クレアチニン値と推測糸球体濾過値eGFR 検診結果の見方

日本国内には60以下の人や慢性腎臓病(CKD)と診断される人が1000万人以上いると考えられています。
このなかから、透析や腎移植が必要になる末期腎不全に進行する人が、年間に3万人です。
ですので、どういう人が進行しやすいのかを見極めて、なるべく早期から温存するための対策を講じる必要があります。

当院では、
● 低くなった原因は何か?
● どの程度低いのか?
● 以前に比べてどれくらい低下したのか?
● これからどの程度のスピードで低下していくのか?
これらを調べて確認しながら、末期腎不全に進行するリスクの高い人に、腎臓医として最善の治療を提供します。