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野村医院附属コミュニティ・ハウス「LINGER LONGER」
6月12日に新しいコミュニティ・ハウスがスタートしました。 野村医院は、医療とともに、地域に根差した活動をこころがけています。 そのひとつが、今日の話題・コミュニティ・ハウス「LINGER LONGER」です。 明治30年(1897年)に現在の診療所から約200mほど離れたところに建てられた創設期の診療所(通称オールドクリニック)は、現在も健在です。 この木造の建物に入ると、畳敷きの待合室、高い天井、黒光りした床、気泡の混じったガラス窓の診察室という古風な雰囲気に、多くの皆様が懐かしさや親しみを感じてくださいます。一昨年リノベーションして以来、コンサートや講演会、ヨガ教室などにも活用してきました。 ある日のLINGER LONGER コミュニティ・ハウス「LINGER LONGER」は、このオールドクリニックを利用したものです。 去る6月12日から、コミュニティ・ナース研修を受けた担当者Nさんが常駐して、野村医院のコミュニティ・ハウスは始まりました。 Nさんたちが、急激に変化する地域の人々の生活を慮り、自らがこの地区にコミュニティ・ハウスを
2018年6月29日


6月28日(木曜)天理市で院長が講演会
講演会のフライヤー 来る6月28日(木曜日)午後7時から、院長・野村信介が天理市内で、医療関係者を対象に講演させていただきます。 天理よろづ相談所病院・総合診療教育部長八田和大先生にお誘いいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。 5月に山添村で開業した野村医院は、天理市医師会に所属しましたから、この地区の医師会の先生方と知り合いになる絶好の機会と考えております。 また、私は医師になって最初の5年間を天理よろづ相談所病院で研修したので、当時の指導者や研修医仲間にも会えるかもしれないと期待が膨らみます。 講演内容は図にもありますように、私の腎臓医としての30年の経験や研究を基にした腎臓医としての心構えを中心に話させていただく予定です。 一般の方々にはあまり興味がないことかもしれませんが、この講演会は野村医院が奈良北東部の医療施設として医療事業を進めていくとても大切な第一歩だと考えておりますので、どうかご期待くださいませ。
2018年6月27日


総合内科専門医認定を更新
総合内科専門医資格とは このたび、総合内科専門医認定を更新しました。 日本内科学会が設けているいわゆる通称「内科専門医」は、内科医として様々な内科疾患(神経、血液、循環器、呼吸器、腎臓、糖尿病、消化器、膠原病・リウマチなど)を診る一定の技量や知識を有しているという資格です。 全国に約3万人の内科専門医が活躍しています(ちなみに、内科学会に所属する会員は約11万人なので、その3割弱が総合内科専門医ということになります)。 (2026年4月には、内科学会員数123,000人、専門医45,000人に増加しています。後述) 2018年資格更新した証書です 私は、天理よろづ相談所病院で総合内科研修を5年間修めた結果、1987年(昭和62年)に専門医になることができました。 専門医としては古株の部類で、認定番号は573番目。 以来30年間も専門医として仕事をさせてもらっております。 30年間も維持するって 初めて試験に合格したとき、「内科医の誇り!」みたいな気持ちがありましたが、さらに腎臓内科医としてさらに専門を深めていく過程では、内科全般の知識を維持し
2018年6月19日


高齢者の誤嚥と窒息③ -最終回:電気掃除機は使えるのか?-
電気掃除機は窒息につかえるのか? 目の前の人が、食べ物をのどに詰まらせたら! 目の前の人が、食事をのどに詰まらせたら、どうするのか? 慌ててはいけないけど、悠長にはしておれません。 何度もこのブログで紹介している井上登太先生は、下記のようにアドバイスを下さっています。 1)まず、前かがみに座らせたり、四つん這いの姿勢を取らせて、物を吐きやすくしましょう。 2)背中を叩いたりお腹(みぞおち)を下から手のひらで圧迫したりして、吐くのを手伝いましょう(図1)。 右利きの人は、のどを詰めたひとの右側にいると便利です。 お腹を圧迫したり、口の中のものを掻き出したりするのは、やはり利き腕が器用だからです。 図1)前かがみに座らせて、あなたが右利きならその人の右側から、右手をお腹に当ててタイミングよく圧迫します。左ては肩甲骨の間を叩いて吐くことを促します。 3)小柄な人なら、自分の膝にうつぶせるように寝かせて、お腹を圧迫したり背中を叩いたりするのもよいかもしれません(図2) この場合も、右側から接しましょう。 図2)小柄な人なら自分の膝に乗せるように
2018年6月17日


高齢者の誤嚥と窒息② -お餅のお話-
お餅はなぜ詰まり易いのか? のどを詰まらせる最大の敵は、お餅! だれに尋ねてみても、詰まり易い食べ物は『お餅』という答えが返ってきます。 それほど、お餅は、のどにつかえます。 実際に、消防署や救急病院の調査においても、のどを詰まらせて救急受診する年配者の原因食物は、お餅が圧倒的に多いです。 なのになぜ、日本人はお餅を食べるのでしょうか? それは、愚問ですね、日本人だから食べるのです。 危険だと知りつつも、美味しいから! 日本人だから! こよなく愛するお餅。 それが文化というものです。 その話は、ま、ここで置いておきます。 なぜ詰まり易いのか? なぜお餅がのどに詰まり易いのかを、高齢者の誤嚥と窒息①で紹介した井上登太先生は、次のように説明していらっしゃいます。 お餅を口に入れるときは、どんな状態でしょうか? 焼いたり、汁物に入れていたりして、暖めたお餅は、とても柔らかくなっていますね。 だから、「食べやすい、飲み込みやすい食品」と思い込んでいるのです。 ところが、お餅がのどまで来る頃には、だんだん温度が下がって、固くなります。...
2018年6月15日


往診車両「与作号」デビュー
念願の往診車両を導入しました 6月に入って、爽やかな日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 野村医院は、地域医療邁進を旗印にしておりますが その大事な、頼りになる仲間がデビューしました。 往診車です! ダイハツ「アトレー」4WD・ターボエンジンですから 村内や周辺市町村の、狭い山道を通って、自宅の庭まで辿り着けます。 冬の雪道も、応需可能になりそうです。 【リアシートリフト】を装備の福祉車両です 歩行や移動が苦手な人が、この車を利用されることも想定して、 【リアシートリフト】を備えております。 往診車両はリアシートリフト装備!(自動車会社のカタログから) たとえば、 ①野村医院を受診した車椅子の患者さんのご家族に急用ができたので、私どもでご自宅にお送りする場合 ②往診先の患者さんに、移動をお願いする場合 などですね。 荷重100Kgまで対応しています。 院長(約75Kg)もリフトを体験しましたが、とてもスムースでしたよ。 ご遠慮なく、往診をお申し付けくださいませ。 名前は「与作号」!? ナンバープレートは、軽車両
2018年6月3日


高齢者の誤嚥と窒息①
救急要請時刻と病気には、意外と密接な関係があります 救急搬送の原因と時間帯の関係 救急車のサイレンを聞かない日はないです。 山添村内でも、それほど頻繁に出動していますが、 救急車の出動時刻と、要請原因となった病気には、密接な関係があります。 これも、以前に伊賀市愛宕町の町内会の講演会で述べた話題ですが、紹介させてください。 このような関係です。 ◆早朝は、心不全や心筋梗塞、脳卒中 ◆食事時(午前8時、正午、午後6時)は、誤嚥と窒息 ◆夕刻は、散歩に関係した怪我や骨折 ◆夕刻~夜更けは、お風呂での事故 ◆深夜は、発熱や喘息、そして転倒、、、 例外もたくさんあることでしょうが、ひとつの傾向として書きました。 このなかでも、誤嚥・窒息と食事の時間帯との関係は、ほかよりもずっと強固です。 食事が誤嚥・窒息の原因であることに疑問の余地はないでしょう。 極論を言えば、誤嚥を防ぐには「食事をしない」「食事をさせない」ことが最も有効な方法であると、依然考える人たちがあります。 もちろん、それは究極の選択であり、苦渋の選択です。かつて、胃瘻や腸瘻という医
2018年6月1日


お風呂で亡くなる人って、、、
お風呂で命を落としている人は、少なからずいらっしゃいます! お酒を飲んだら、お風呂に入らないで! 山添村内で悲劇が繰り返される。 入浴中に、中高年が浴槽で亡くなくなることが多いのです。 このニュースを聞くたびに「またか・・・」という気持ちになります。 おそらくは、糖尿病・高血圧・高脂血症・痛風など動脈硬化を促進する病気があり、喫煙もされているであろう。 死因は、心臓の発作、つまり、急性心筋梗塞か不整脈であろう。 実は、山添村では、晩酌をした後に入浴する男性がけっこういらっしゃいます。 この習慣が、入浴中に心臓発作を起こしやすい原因のひとつです。 仕事から帰って、お酒で冷え切った体を暖めてから風呂にはいる~ 気持ちいい~~~ 仕事盛りの若い頃に身についた習慣。私も、その魅力はよく理解できます。 ですが、若いうちは平気だったかもしれませんが、 齢を重ねた人には、その習慣を考え直してもらいたいものです。 入浴前、あるいは、入浴中の飲酒は、控えなければならない! 「飲酒後にお風呂に入ったら、普段よりも、気分が良くなるよ」とおっしゃる人もあります。
2018年5月29日


終活のすすめ メッセージ兼予約カード兼カレンダー
備えよう、その日に 終活を考える 野村医院の予約カードは、メッセージカード! 野村医院の予約カードは、葉書大、いえ、カラフルな葉書に手作りで印刷したものです。 もともと、毎月のカレンダーを、とくに年配の患者さんが診療日と休診日を間違うことがないように、診療日に印をつけてお渡ししていました。 ところが、5月から予約制度を採用すると、思いもよらず、予約カードになってしまいました。 そして、7月のカレンダーからは、野村医院のメッセージやお知らせ・提案を書き入れることにしました。 今回はのメッセージは、次の四つです。 ①夕方に診療を始めたこと ②往診をさせていただくこと ③終活のすすめ ④待合カフェの予告 一番大事なメッセージは、メッセージ③と④ですが、今日の話題は③『終活のすすめ』です。 山添村は、病院で亡くなる人が意外に多い。 我が国では病院で亡くなる人が、自宅で息を引き取る人よりずっと多いことは良く知られています。 山添村もその例外ではありません。 むしろ、ここでは、認知症や脳卒中の後遺症などの慢性疾患であっても病院や施設に預けてしまうこ
2018年5月29日


看板に夜間照明を開始
火曜日と金曜日に、夕方診療を開始したのを機に、 (17時~19時) 野村医院の看板に夜間照明をセットしてみました。 この時期、新入生、新入社員、配属替え社員も、みなさん、新しい環境や仕事にようやく慣れて、 余裕ができてくると同時に、一定のお疲れ時期でもあります。 こんな時は、風邪や扁桃炎など、体力低下とともに感染症を発症しやすくなりますので、 どうか休憩をしっかりとって、体力をつけてくださるようお願い申し上げます。
2018年5月16日


栄養指導を開始しました。
健康の基本は、食事から 管理栄養士による栄養指導を開始しました。 土曜日午前中の診察時間に並行して、管理栄養士による栄養指導を開始しました。 対象は、高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、痛風、肥満、高脂血症など食事療法が重要な疾患が中心です。 ご希望の方は、診察時にお申し付けください。 初日5月12日は、糖尿病2名、高血圧&糖尿病1名、慢性腎臓病1名、計4名の方が指導をお受けになりました。 美味しいものを、適切な味付けで適量だけ摂るようにしましょう。
2018年5月12日


初めての往診雑感
初めての往診 ~山添村のすばらしさ~ 5月某日 野村医院を継承して初めての往診でした。 診療所から約3km離れた菅生(すごう)地区のAさんを訪ねました。 菅生地区は、山添村の中でも特に、勾配のある土地に家を建て急な坂が多い地区のひとつです。 Aさんのご自宅もそんな坂の上にありました。 彼女は、ご家族の世話のおかげで、自宅でゆっくりした時間を過ごしていらっしゃいました。 とくに、お嫁さんの努力には頭が下がりました。彼女なくして、この生活も養生もあり得ない。 往診すると、いろいろなことが見えてくる。 往診に行くと、山添村には「旧家」というべき風格を備えた家、古風なお家、内部をモダンな造りに改装されているお家、まったく新しいお家、など様々です。 どこのお家でも、清潔感溢れるその情景から、上品で穏やかで静かな時間が存在していることが分かります。 片付けも掃除も苦手なうえに、日頃せかせかした生活を送っている私は、うらやましく感じることが多いです。 往診に行くと患者さんやご家族の日頃の風景が、なんとなく感じられ、情報量が一気に増えます。...
2018年5月11日


壊れた家庭血圧計 正しく血圧を測ろう
家庭血圧記録は、養生の基本です 壊れてしまった家庭血圧計 高血圧と糖尿病のために、伊賀市から通院中のHさん、70歳代女性。 今日は、自宅で使っている血圧計を持参されました。 毎日朝夕測定して、診察のたびに、私に記録ノートを見せてくださる真面目な患者さんですが、 今回は家庭血圧計が壊れて、彼女の連続測定記録は途切れてしまいました。 どれどれ、見せていただくと、カフに圧が加わらなくなっていました。 耳を当ててみると、カフから空気がシューーっと抜ける音がしました。 どこかに小さな穴が開いてしまったようです。 すでに購入して10年近く、まさに「愛用」されてきた家庭血圧計でしたが、新しい機械を購入することになりました。 悔しそうな顔を見ると、Hさんが大事に使ってきたことがよくわかりました。 新しい血圧計をどれにしようかな? 一緒にカタログを見て注文を手伝うことになりました。Hさんは、上腕にカフを巻き付けて計る血圧計を ずっと使用してきたのですが、買い替えるとなると、 「かさばらない・小さい」 「簡単に巻ける」 「なるべく廉価な」タイプが欲しい、.
2018年5月9日


人生百年時代と、ひとは言うけれど、、、
もはや100歳の長寿者も決して珍しい存在ではない 厚労省の発表によると、全国に100歳以上の長寿の方(センテナリアンcentenarianともいいます)が6万7千人以上に達したそうです。 毎年100歳を迎える人も、2万人以上いらっしゃるらしいから、もはや100歳の長寿者も決して珍しい存在ではないありません。 しかし、長寿者は尊敬に値する存在である 私の周囲にも、何人かの女性センテナリアンがいらっしゃいます。さらに長生きして日本一、世界一の長寿者になってほしいです。 90歳以上で野村医院に通院する人も少なくありません。ともに90歳を越えていて、軽トラで畑仕事に出かけるご夫婦もいらっしゃいます。 世界一の長寿社会に、わが国の医療システムや豊かな経済が貢献していることは否定しませんが、 現在百歳前後である皆さんは、”特別な存在”だと考えています。 今年100歳の人は大正7年生まれ、90歳のひとは昭和3年生まれ。小学校には草履で数Kmの山道を歩いて通い、放課後は農業の手伝いをして育った世代。 医療・栄養・経済状態が極端に悪かった戦中戦後を生き延び
2018年5月2日


予約制と夕刻診療を導入、そのスタートでした。
待合室から、医院前の県道の風景 2018年(平成30年)5月1日、野村医院の予約制診療初日の日でした 野村医院に足を踏み入れてから診察まで、30分以上待たせることがないように、お支払いを済まされるまで、60分以内になるように、これが目標です。 私たち医院側もどうなることかと心配しておりましたが、長年通院されている患者さんにも混乱なく、スムースに対応できました。 ゴールデンウィーク中でもあり、受診者数が少なかったことが、一番大きな要因でしょうけれど、受付、診察室、お薬の準備と、スタッフ皆が協力し合って初めて可能なことです。 院長の私自身が、率先して時間厳守を心がけていかなければなりません。 今後も上手に対応できるように、皆で工夫していきます。 もちろん、予約がなくても受診は可能です。 急な病状であれば、当然のことながら、予約順番を飛ばして診察するつもりです。 また予約日時に受診できなくなった場合、電話でご一報いただけましたら、予約を変更できます。 予約がなくても、順番を考慮しながら対応させていただきます。 また、本日から夕方の診療を開始しました
2018年5月1日


壁画『百年の山河』がある診療所
中島麦さんの壁画「100年の山河」 心休まるクリニックを目指して壁画を設置 皆さんに見てもらいたいものがあります。待合室の壁画です。 2012年夏、現代作家の中島麦さんが描いて下さったものです。 当時築40年の診療所の補修改築工事では、大事なメッセージをこの建物に込めたいと考えるようになりました。 いろいろ考えているうちに、東側の内壁がまるで大きいキャンパスのようだと気がつき、壁画こそが相応しいというアイデアが浮かびました。 現代美術に詳しい弟にお願いしたところ、中島麦さんを紹介していただき、とんとん拍子に話は進みました。 中島さんは山添村の山河や田畑・茶畑をいろいろ見て感じてくださり、「山添村そのものを描いて」という私の希望にみごとに応えてくださいました。 壁画のタイトルは、『百年の山河』 私たちの山添村に、野村医院が120年続いていることをも含めて、この絵画に込めてくださったと感謝しております。 いつも待合室は混雑してご迷惑をおかけしていますが、山添村の風景を表現した壁画に皆様が多少なりともお気持ちを和らげてくださいましたら本望です。
2018年4月30日


腎臓は鍛えられるのか?
鍛えることができる内臓と、できない内臓 心肺は鍛えられるが、腎臓は? 健康志向の高まる今日、世の中はトレーニング流行りですね。 体力を鍛えよう、ジョッキングしよう、呆け防止に脳トレーニング、、、 齢をとっても、筋肉や心肺に負荷をかけトレーニングすれば、能力が若い頃のように戻ってくるかもしれません。記憶力や計算力も鍛えて維持することができます。 しかし、腎臓は鍛えることはできません。 とくに機能が低下した腎臓は、さぼっているのではなく、実は残された腎臓は、通常以上に働いているので、無理をさせると余計に壊れてしまって病気の進行を速めてしまいます。 つまり、気を付けていないと、腎臓の働きがさらに悪くなるのです。 『残存腎機能』という言葉・腎臓に余裕はない! 低下した腎臓の働きを、たとえば「残存腎機能50%」と表現することがよくあります。 本来100%であるべき機能が50%に低下している状態、残り50%しか残っていないという意味で使われる表現です。 「残り5割だよ、あなたの腎臓は力を半分失ったよ」というニュアンスがよく表れています。...
2018年4月28日


腎臓病を治す薬剤はないのですか?
腎臓病はお薬がないんですね? 私は腎臓専門医を志して既に30年を越えますが、その間に、多くの患者さんから何度も次のような質問というか嘆きの言葉を聞かされてきました。 「先生、腎臓病には薬がないらしいですね?」 「腎臓病になったら、一生治らないんでしょう?」 紹介されてきた患者さんが、初めての腎臓病外来受診の際に、診察室に入って来るや、皆さん、まるで、挨拶代わりのように口を揃えてこんな風におっしゃるのです。 やれやれ、またか、、、これから腎臓病の治療をしようと思っている専門医を前にして、患者さんがすでに白旗を揚げている、戦意喪失している・・・ 確かに腎臓病の克服は困難で、生涯を通じて根気強い養生と闘病が必要です。 患者さんが病気と向き合えるように努めるのが私の仕事なのに、診察室に入って来る時点でこんな気持ちでいらっしゃるようでは、腎臓医としても暗澹たる気持ちになります。 なぜ患者さんは、そう考えるようになったのか? いったい患者さんがこんなことを口にするのは、どうしてなのでしょう? 病気のことやお薬のことに詳しくない患者さんが、「腎臓病には薬が
2018年4月26日
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